Classici giapponesi con furigana
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おちょうふじん
お蝶夫人
三浦 環
Leggi お蝶夫人 (おちょうふじん) di 三浦 環 (みうらたまき) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 123.730 caratteri · 242 schermate
そして最後の幕で、肺病が重くなり、恋人の詩人ルドルオの許に帰って、恋人に看護されながら死ぬところで、まるで小鳥が死ぬように、可憐に枕からころっと落ちるうまさは、なんともいえない芸の味があり、思わず泣けてしまいました。私がオペラを観て自然に泣けてしまったのは、このストルキオのミミと世界一のテナー、カルーゾーがやったオペラ「愛の妙薬」でカルーゾーがメモリーノの役をやってうたった「忍び泣き」を聴いて、思わず涙が出た、このストルキオとカルーゾーの二人だけでした。
私は、ストルキオのミミを観て感動したので、楽屋にとび込んで、ストルキオに抱きついて
「ストルキオ、あなたは偉大なプリマドンナだ。あなたのミミを観て自然に泣きました」といってまた泣いてしまいました。するとストルキオは、
「有難うマダム・ミウラ。私の芸術がわかり、私の歌で泣けるというのはミウラ、あなたが偉大なプリマドンナだからだ」
といって二人で抱き合って泣いたことがありました。本来からいうと、それまでイタリー第一の「お蝶夫人」歌手だったストルキオは、私が来てからお株を取られてしまって「お蝶夫人」がうたえなくなったんだから、私を恨まなくっちゃあならない立場なんですけれど、流石に世界でも指折りの芸術家で、そんな自己的な感情に囚われず、芸術家のおおらかな気持ちがわかる