Classici giapponesi con furigana
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『このこころのほこり』
『この心の誇り』
宮本 百合子
Leggi 『この心の誇り』 (『このこころのほこり』) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 8535 caratteri · 17 schermate
作品の短い紹介ならともかく、一冊の本にまとめる範囲の抄訳の場合、訳者が自分の程度で感想を加えることは、文芸の作品に対してとるべき態度ではない。作品そのもので語らしめなければならない。
鶴見和子氏の翻訳の方法や態度は、何となし今日の時代的な荒い空気に吹かれていて、若い婦人の手による一つの仕事として、おのずから感想を刺戟される。目前の生活の必要に追われず、一定の教養もある若い令嬢の仕事として翻訳はいいと思うけれども、それはジャーナリスティックなものに追われず、同時に文学作品ならその作品の世界の純一さに対する訳者としての敬意を失わないものでなければならないと思う。生活態度の真実というものの実際は、そういうところにもあるわけである。
〔一九四〇年九月〕