Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
しゅんきんしょう
ちくま日本文学014 谷崎潤一郎
谷崎 潤一郎
Leggi ちくま日本文学014 谷崎潤一郎 (しゅんきんしょう) di 谷崎 潤一郎 (たにざきじゅんいちろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 85.196 caratteri · 169 schermate
真似をして胡麻化しているのを利太郎が眼敏く見つけ、お師匠はん、お師匠はんのお許しが出な佐助どん飲みやはれしまへん今日は梅見だっしゃないかいな一日位ゆっくりさしたげなはれ佐助どんがへたばったかて手曳きになりたがってる者がそこらに二人や三人いまんねと胴間声で絡んで来るので苦笑いしながらまあまあ少しはようござります余り酔わさんようにしてやって下されと程よくあしらうとさあお許しが出たとばかりにあちらからもこちらからもさすそれでもきっと引き締めて七分通りは盃洗に飲ました。その日一座に連なった幇間も芸者もかねて聞き及んだ高名の女師匠を眼のあたりに見噂に違わぬ姥桜の艶姿と気韻とに驚かぬ者なく口々に褒めそやしたというそれは利太郎の胸中を察し歓心を買わんがためのお世辞でもあったであろうが当時三十七歳の春琴は実際よりもたしかに十は若く見え色あくまで白くして襟元などは見ている者がぞくぞくと寒気がするように覚えた甲の色のつやつやとした小さな手をつつましく膝に置いて俯向き加減にしている盲目ののあでやかさは一座の瞳をことごとく惹き寄せて恍惚たらしめた