Classici giapponesi con furigana
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ふしぎなひと
ふしぎな人
江戸川 乱歩
Leggi ふしぎな人 (ふしぎなひと) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N4. Tocca una parola per il significato.
N4 · base · kanji e kana moderni · 44.138 caratteri · 89 schermate
そして、まえのかべに、ぽっかりとくらいあながあきました。
林さんは、たけしくんたちの手をにぎったまま、そのまっくらなあなの中にはいっていきます。
三人が中にはいると、かべは、もとのようにぴったりとしまってしまいました。
「しんぱいしなくてもいいよ。きみたちをどうもしないからね。さあ、おじさんがだいてやるよ。くらくて、足もとがあぶないからね」
林さんは、そういって、たけしくんときみ子ちゃんを、りょうわきにかかえるようにしてだきあげたかとおもうと、まっくらなかいだんのようなところをことこととおりはじめました。
いままでいたへやは一かいですから、そこからかいだんをおりれば、ちのそこへはいっていくのです。ちかしつでしょうか。
まっくらで、なにがなんだかわかりませんが、林さんは、かいだんをおりたところで、たけしくんたちをおろしました。そして、なにかごそごそやっていましたが、きゅうに下のほうから、ぱっとひかりがさしてきました。
足の下に、さしわたし五十センチほどの、まるいあながあいて、その下から、あかるいひかりがさしているのです。
「さあ、ここをおりるんだ。このあなの中に、てつのはしごがかかっているから、それをおりなさい。