Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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いーはとーぼのうがっこうのはる

イーハトーボ農学校の春

宮沢 賢治

Leggi イーハトーボ農学校の春 (いーはとーぼのうがっこうのはる) di Miyazawa Kenji (宮沢 賢治) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 57.726 caratteri · 120 schermate

Aozora Bunko

「お、おれ先に叫ぶから、みんなあとから、一二三で叫ぶこだ。いいか。

あんまり川を濁すなよ、

いつでも先生云うでなぃか。一、二ぃ、三。」

「あんまり川を濁すなよ、

いつでも先生云うでなぃか。」その人は、びっくりしてこっちを見たけれども、何を云ったのか、よくわからないというようすだった。そこでぼくらはまた云った。

「あんまり川を濁すなよ、

いつでも先生、云うでなぃか。」鼻の尖った人は、すぱすぱと、煙草を吸うときのような口つきで云った。

「この水呑むのか、ここらでは。」

「あんまり川をにごすなよ、

いつでも先生云うでなぃか。」鼻の尖った人は、少し困ったようにして、また云った。

「川をあるいてわるいのか。」

「あんまり川をにごすなよ、

いつでも先生云うでなぃか。」その人は、あわてたのをごまかすように、わざとゆっくり、川をわたって、それから、アルプスの探険みたいな姿勢をとりながら、青い粘土と赤砂利の崖をななめにのぼって、せなかにしょった長いものをぴかぴかさせながら、上の豆畠へはいってしまった。ぼくらも何だか気の毒なような、おかしながらんとした気持ちになった。そこで、一人ずつ木からはね下りて、河原に泳ぎついて、魚を手拭につつんだり、手にもったりして、家に帰った。