Classici giapponesi con furigana
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いーはとーぼのうがっこうのはる
イーハトーボ農学校の春
Leggi イーハトーボ農学校の春 (いーはとーぼのうがっこうのはる) di Miyazawa Kenji (宮沢 賢治) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 57.726 caratteri · 120 schermate
これがいつでもこうなんだ。さびしいんだ。けれども何でもないんだ。
後ろで誰かこごんで石ころを拾っているものもある。小松ばやしだ。混んでいる。このみちはずうっと上流まで通っているんだ。造林のときは苗や何かを一杯つけた馬がぞろぞろここを行くんだぞ。
〔志戸平のちかく豊沢川の南の方に杉のよくついた奇麗な山があるでしょう。あすことこことはとても木の生え工合や較べにも何にもならないでしょう。向うは安山岩の集塊岩、こっちは流紋凝灰岩です。石灰や加里や植物養料がずうっと少いのです。ここにはとても杉なんか育たないのです。〕うしろでふんふんうなずいているのは藤原清作だ。あいつは太田だからよくわかっているのだ。
〔尤も向うの杉のついているところは北側でこっちは南と東です。その関係もありますがそうでなくてもこっちは北側でも杉やひのきは生えません。あすこの崖で見てもわかります。この山と地質は同じです。ただ北側なため雑木が少しはよく育ってます。〕いいや駄目だ。おしまいのことを云ったのは結局混雑させただけだ。云わないでおけばよかった。それでもあの崖はほんとうの嫩い緑や、灰いろの芽や、樺の木の青やずいぶん立派だ。