Classici giapponesi con furigana
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いーはとーぼのうがっこうのはる
イーハトーボ農学校の春
Leggi イーハトーボ農学校の春 (いーはとーぼのうがっこうのはる) di Miyazawa Kenji (宮沢 賢治) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 57.726 caratteri · 120 schermate
もう平らだ。そうだ。いつかもここを溯って行った。いいや、此処じゃない。けれどもずいぶんよく似ているぞ。川の広さも両岸の崖、ところどころの洲の青草。もう平らだ。みんな大分溯ったな。
〔ここをごらんなさい。岩石の裂け目に沿って赤く色が変っているでしょう。裂け目のないところにも赤い条の通っているところがあるでしょう。この裂け目を温泉が通ったのです。温泉の作用で岩が赤くなったのです。ここがずうっとつちの底だったときですよ。わかりますか。〕
だまっている。波がうごき波が足をたたく。日光が降る。この水を渉ることの快さ。菅木がいるな。いつものようにじっとひとの目を見つめている。
〔ここをごらんなさい。岩に裂け目があるでしょう。ここを温泉が通って岩を変質させたのです。風化のためにもこう云う赤い縞はできます。けれどもここではほかのことから温泉の作用ということがわかるのです。〕
ずいぶん上流まで行った。実際こんなに川床が平らで水もきれいだし山の中の第一流の道路だ。どこまでものぼりたいのはあたりまえだ。
向うの岸の方にうつろう。
「先生この岩何す。」千葉だな。お父さんによく似ている。