Classici giapponesi con furigana
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いーはとーぼのうがっこうのはる
イーハトーボ農学校の春
Leggi イーハトーボ農学校の春 (いーはとーぼのうがっこうのはる) di Miyazawa Kenji (宮沢 賢治) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 57.726 caratteri · 120 schermate
石英です。岩のさけ目を白いものが埋めているでしょう。いい標本です。〕みんなが囲む。水の中だ。
「取らえなぃがべが。」「いいや、此処このまんまの標本だ。」
「それでも取らえなぃがべが。」〔取ってみますか。取れます。〕
中々面倒だ。
「先生こっちにもっと大きなのあるんす。」あるある。これならネストと云ってもいい。これなら取れる。ハムマアの尖った方ではだめだ。平たい方は……。
水がぴちゃぴちゃはねる。そっちの方のものが逃げる、ふん。
〔水がはねますか。やっぱりこっちでやるかな。〕
白く岩に傷がついた。二所ついた。
とれる。とれた。うまい。新鮮だ。青白い。
緑簾石もついている。そうじゃないこれは苔だ。〔いいですか。これは玻璃蛋白石です。温泉から沈澱したのです。晶洞もあります。小さな石英の結晶です。持っておいでなさい。〕
誰だ崖の上で叫んでいるのは。
「先生。おら河童捕りしたもや。河童捕り。」藤原健太郎だ。黒の制服を着て雑嚢をさげ、ひどくはしゃいで笑っている。どうしていまごろあんな崖の上などに顔を出したのだ。
「先生。下りで行ぐべがな。先生。よし、下りで行ぐぞ。」
〔うん。大丈夫。