Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ガラスまどのこうほね

ガラス窓の河骨

小川 未明

Leggi ガラス窓の河骨 (ガラスまどのこうほね) di 小川 未明 (おがわみめい) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 3383 caratteri · 7 schermate

Aozora Bunko

はやくいい売れ口があって、いいお暮らしをなさるように祈っていますよ。」と、南洋産のらんがいいました。

赤いけしの花は、さまで、ここにいることを苦労と感じないように、いつも、お化粧に身をやつしてそわそわしていましたが、いま、らんに同情されるとなんとなく、自分の誇りを傷つけられたと思って、ほおを染めながら、

「わたしなどは、はたけにいる時分から、人間がみんな目をつけていました。あなたばかりは、どこへいっても大事にされますよと、ちょうがよくきていったものです。わたしは、いく先のことなどは、ちっとも心配していないのです。」と答えました。

ひとり、河骨は、ほんとうに、いつまで、こんなところにいるのだろう、小さな鉢の水は、なまぬるくて、夜霧にはぬれることもなければ、いなかの沼にいたときのように、水の上を渡ってくるひやひやとした風に吹かれもしないので、いつも頭が重いのをなげいていました。

なるほど、らんは、平気で眠っています。そして、けしの花は、晩方、じょうろで水をかけられると、いっそう、そわそわして、あかりのついた下で、しなをつくっていたのでした。

「まあ、このけしの花のきれいなこと。