Classici giapponesi con furigana
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ボロやのしゅんじゅう
ボロ家の春秋
梅崎 春生
Leggi ボロ家の春秋 (ボロやのしゅんじゅう) di 梅崎 春生 (うめざきはるお) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 129.411 caratteri · 263 schermate
また別の方法で不破の現住所をつきとめ、直接交渉に出るかも知れないのです。それについても、僕がこの手紙を開封したことを野呂に知られるのはまずいし、手紙が戻って来たことも知らないことにした方がいいようだ。そう考えて僕は再びその手紙を封じ、何食わぬ顔で元通り郵便受けに投げ入れ、すぐに外出の支度をととのえました。外出していて差戻しの手紙は見なかったという形にしたのです。
しかし外出してそこらをぶらぶら歩いていると、何だか不破のことが心配になって来て、それでひょいと思いついて、警察署へ足を向けました。この間陳と一緒にやって来た刑事に様子を聞いてみようと思ったのです。受付にたずねてみると、折よくその刑事はいました。陰気な控え室で同僚らしい男と将棋を指しておりました。僕を見忘れていたらしく、不審げに僕を見ましたが、不破数馬の件だと口を切ると、やっと思い出したらしく言いました。
「ああ、そうか。君だったな。不破から何か連絡でもあったかい?」
そこで僕は、イヤ、連絡があったわけではないが、何か不破について情報でもないかと思って伺った、と申しますと、刑事は小首をかたむけて、