Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ポラーノのひろば

ポラーノの広場

宮沢 賢治

Leggi ポラーノの広場 (ポラーノのひろば) di Miyazawa Kenji (宮沢 賢治) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 21.086 caratteri · 43 schermate

Aozora Bunko

霧のある日ならミーロだって迷うよ。」

「そうさねえ、だけど地図もあるからねえ。」

「野原の地図ができてるの。」

「ああ、きっと四枚ぐらいにまたがってるねえ。」

「その地図で見ると路でも林でもみんなわかるの。」

「いくらか変っているかもしれないが、まあ大体はわかるだろう。じゃ、お礼にその地図を買って送ってあげようか。」

「うん。」子どもは顔を赤くして云いました。

「きみはファゼーロって云うんだね。宛名をどう書いたらいいかねえ。」

「ぼく、ひまを見付けて、おまえんうちへ行くよ。」

「ひまって、今日でもいいよ。」

「ぼく仕事があるんだ。」

「今日は日曜じゃないか。」

「いいえ、ぼくには日曜はないんだ。」

「どうして。」

「だって仕事をしなけぁ。」

「仕事ってきみのかい。」

「旦那んさ。みんなもう行って畦へはいってるんだ。小麦の草をとっているよ。」

「じゃきみは主人のとこに雇われているんだね。」

「ああ。」

「お父さんたちは。」

「ない。」

「兄さんか誰かは。」

「姉さんがいる。」

「どこに。」

「やっぱり旦那んとこに。」

「そうかねえ。」

「だけど姉さんは山猫博士のとこへ行くかも知れないよ。」

「何だい。