Classici giapponesi con furigana
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ヨブきこうえん
ヨブ記講演
内村 鑑三
Leggi ヨブ記講演 (ヨブきこうえん) di 内村 鑑三 (うちむらかんぞう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 92.828 caratteri · 185 schermate
故に八節の語は術者をして良き日を詛いて悪日となさしめ、魔術者をして普通の日を日蝕の日となし普通の夜を月蝕の夜となさしめんと願ったものである。古代においては日月蝕を不吉と見たのである。次に九節の「東雲の眼蓋」は東雲の美婦人の起床に譬えての語である。曙の美はこの世における最上の美ともいうべきもの、殊に古代文学にはこれを讃美した麗わしき文字が多いのである。
◯十節までにおいて激越の詞を以て生れし日を呪いしヨブは、十一節―十九節において死と墓とを慕う心を述べたのである。実に人は苦痛の極に至るや、死して一切を忘るる休安を懐うに至るのである。しかしながら死せんとするも死し得ざる彼、墳墓を尋ね獲んとするも獲ざる彼は、二十節以下において依然たる悲調を以て神に迫るのである。その辞切々人の心を動かさずば止まない。しかし彼の友はこの哀哭に接して、ヨブを以て信仰的堕落者と定め彼を責めるのである。(因に記す、ヨブのこの死を慕う語と似たるものを聖書中に求むれば、エレミヤ記二十章十四節以下の如きはそれである)。
◯ヨブ己が生れし日を呪い、また死と墓とを慕いてやまぬ。しからば彼は何故に自殺を決行せざりしかとの疑問起る。