Classici giapponesi con furigana
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ヨブきこうえん
ヨブ記講演
内村 鑑三
Leggi ヨブ記講演 (ヨブきこうえん) di 内村 鑑三 (うちむらかんぞう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 92.828 caratteri · 185 schermate
しかしながら友人の誤解と難詰はヨブの思想を刺戟し、神を知らんとする熱情を益々高めし故、かえって彼を光明に向って導く原動力となるのである。この事を知るはヨブ記の主部(発端と結末を除きし部)を解する上において最も大切である。
◯前講において述べし如く、ヨブの語は友に対する語と、己に対する語と、神に対する語の三種に分たれる。九章十章のヨブの語の中、九章一節―二十四節は友に対する返答、九章二十五節―三十五節は己に対する語(すなわち独語)、十章全部は神に向っての愁訴である。そして九章前半の友に対する答は、友の神観の批評とでも称すべきものである。神は善人を栄えしめ悪人を衰えしむるとは、ビルダデらの神観であった。これに対してヨブは答えるのである「神が果してかくの如きものならば世のこの状態は何の故ぞ、善人かえって衰え悪人かえって栄えつつあるにあらずや」と。二十四節には「世は悪しき者の手に渡されてあり、彼れまたその裁判人の顔を蔽い給う、もし彼ならずばこれ誰の行為なるや」とある。これ世に悪人の跋扈するを神の業なりと認めて、神を嘲りし語である。しかし真の神を嘲ったのではない、友人の称する所の神を嘲ったのである。