Classici giapponesi con furigana
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ヨブきこうえん
ヨブ記講演
内村 鑑三
Leggi ヨブ記講演 (ヨブきこうえん) di 内村 鑑三 (うちむらかんぞう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 92.828 caratteri · 185 schermate
故に彼は十三節以下においてまた呟きと哭きとに入るのである。「もし頭をあげなば獅子の如くに汝われを追打ち……汝はしばしば証する者を入れかえて我を攻め、我に向いて汝の怒を増し新手に新手を加えて我を攻め給う」とヨブは神の迫撃盛なるを怨じ、そして十八節以下においてまた死を慕う心を哀々たる文字を以て発表するのである。十八、十九節においてヨブはこの世に生れ来りしを悲み、次に二十節において言う「わが日は幾何もなきにあらずや、願くは彼れ(神)しばらく息めて我を離れ我をして少しく安んぜしめんことを」と。ヨブはわが生命の終近きを感じその前の少時の間神の迫撃の手が己の上に来らざらんことを願ったのである。憐むべきかなヨブ! 彼は神に攻められつつありと感じて、死ぬる前数日間なりと神がその手を緩め給わんことを乞うたのである。その心情まことに同情すべきでないか。そして彼は最後に言う「我は暗き地、死の蔭の地に往かん、この地は暗くして晦冥に等しく死の蔭にして区別なし、かしこにては光明も黒暗の如し」と。これ世を去って陰府に往かんとの心を言い表わしたものである。けだし旧約時代においては、死者は陰府(Sheol)という暗黒世界に住むと信ぜられていたのである。