Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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いっすんぼうし

一寸法師

江戸川 乱歩

Leggi 一寸法師 (いっすんぼうし) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 96.475 caratteri · 194 schermate

Aozora Bunko

そして早速この寺の附近で聞合せて見ると、丁度その朝早く、一台のゴミ車が寺の門をくぐったことが分ったのだ。死骸を隠すのに墓地程屈竟な場所はない。うまいことを考えたものだと思った。併し僕が探した時には、もうどっかへ移されて死骸はなかったのだが」

「すると衛生夫に化けたのもやっぱり彼奴だったのですか」

「いやあの不具者には重い車なんかひけない。それは彼奴じゃないよ」

彼等は低い声で話しながら竹垣の方へ歩いて行った。竹垣をくぐるとすぐの所にずっと石垣が続いて、そこから地面が一段高くなっていた。明智はその石垣を攀昇って、板塀と土蔵との庇間の薄暗い中へ入って行った。五六間行くと突当りになってそこに別の塀が行手をふさいでいる。明智はポケットから細い針金を取り出し、正面の塀のある個所にさし込んでゴトゴトやっていたが、間もなくくるるの外れる様な音がして、塀の一部分がギイと開いた。隠し戸になっていたのだ。

隠し戸の内部は、壁と壁の間の、人一人やっと通れる程の狭い通路になっていた。彼等は手探りでその中へ入って行った。紋三はふと子供の時分の隠れん坊の遊びを思い出していた。そんな風に恐しいというよりは、何か可憐な感じがしたのだ。