Classici giapponesi con furigana
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あるくこと
三好十郎の仕事 第三巻
三好 十郎
Leggi 三好十郎の仕事 第三巻 (あるくこと) di 三好 十郎 (みよしじゅうろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 334.472 caratteri · 667 schermate
省三の声 (これも、どなっている)兄さんこそ狂信者じゃないか! 科学と言うものを狂信している。いや、ちがう、科学だって兄さんの言っているような科学はホントは科学でも何でもないんだ! 合理的合理的と兄さんは言うが――
房代 (その二つの声は耳に入らないので、すこしも影響されないで)ですから、おことわりよ。投資するなら、ほかにする。
若宮 そうかね。みすみす、もうけさせてやろうと言うのに、お前と言う人も慾が無い。金がほしいかと思うと、イザとなるとほしがらない。アプレの若いもんの量見なんて、わしらにゃわからん。そら、ここにのっている(夕刊を指して)人殺しにしたって、三人も殺したのに理由がよくわからんとある。何が全体どうなるか――
舟木の声 馬鹿! わたしがこれだけ言っても、わからないのか!
省三の声 わからないのは、兄さんの方じゃないか。僕だってこれでそんな軽率な気持からやってんじゃないんだ。血を売ってまで、自分の血を売ってまで生活してだな――
織子の声 もうよして! いいじゃありませんの、もう――
7 舟木の室
(6がスッと暗くなると同時に、この室が明るくなってテーブルをはさんで舟木と省三が睨み合っており、その間に織子の言葉が割って入っている。