Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
したやそうわ
下谷叢話
永井 荷風
Leggi 下谷叢話 (したやそうわ) di 永井 荷風 (ながいかふう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 122.971 caratteri · 246 schermate
独居のわたくしが常に書賈新聞記者等の来訪を厭うのは敢て自ら高しとなすが故ではない。
二月二十八日に藤堂家の儒臣塩田随斎が下総国大貫にある主家の采邑に赴かんとする途上遽に病んで没した。享年四十八である。随斎の伝は『日本教育史資料』に載っている。
桜花の時節に至って江戸町々の光景は夙くも天保禁令以前の繁華に復して来た。枕山が「墨川行」に「君不見去年堤上此時節。禁奢令厳春淒絶。」〔君見ズヤ去年堤上此ノ時節/禁奢令厳ニシテ春淒絶タリシヲ〕また「近日漸復旧繁華。墨川春色有如此。」〔近日漸ク復ス旧繁華/墨川春色此クノ如キ有リ〕といってある。衆庶の怨府となった水野越前守忠邦はこの年の二月に老中の職を免ぜられたのである。
夏の末に梁川星巌が神田お玉ヶ池の家を引払って帰郷の途に上った。発程の日は詳でないがその集に「乙巳季夏」とあるから六月下旬であろう。庭には石榴の花が灼然として燃るが如く開いていた。星巌は御玉ヶ池にあること正に十二年。江戸に来った日より算すれば十五年である。寓館留題に曰く「臨別誰能不黯然。無情花竹亦纏綿。空桑一宿人猶恋。況我淹留十五年。」〔別レニ臨ンデ誰カ能ク黯然タラザランヤ/無情ノ花竹モ亦纏綿タリ/空桑一宿人猶恋フ/況ヤ我ノ淹留スルコト十五年ナルヲヤ〕