Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ふれんぞくさつじんじけん

不連続殺人事件

坂口 安吾

Leggi 不連続殺人事件 (ふれんぞくさつじんじけん) di Sakaguchi Ango (坂口 安吾) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 162.047 caratteri · 322 schermate

Aozora Bunko

ワタクシの御相手は、今晩は、どなたですか。ケイシュウ作家、青鞜詩人、いかが」

宇津木さんはつくり笑いをして、

「ええ、いずれ、よろしく。今晩は先約がありますから」御主人の三宅木兵衛の腕をとって、「じゃア、お先に」

「はア、そう。さアさア」

ピカ一はひょいと立ってどんどん先に立って歩いて、広間から廊下へつづく扉をあけて、ホテルのボーイ、宮殿の侍者の要領で、いとインギンに頭をたれて、お通りを見送る。

それをキッカケにみんなそれぞれ寝室へひきとった。

私達が寝室へひきとると、すぐ後から、一馬が来た。イライラして、

「実際、君、醜態だ。どうしてくれたら胸がおさまるのだろう。締め殺してやりたい」

私も慰める言葉がなかった。

「君とゆっくり話を交す暇がなくってね。これは、然し、いったい、どうしたことだろう。僕には、わけが分らない。君はツーリストビュロオの切符を受取ってきたのだろうね」

「そうさ」

「僕の手紙はとどいたね?」

「むろん見たよ。さもなきゃ、来やしないさ。巨勢博士は一緒に来れなかったけど、今夜たつから、あした、くる筈だ」

「巨勢博士?」

「なんだい?」

「巨勢博士がどうしたんだ。