Classici giapponesi con furigana
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ごかいのまど
五階の窓
森下 雨村
Leggi 五階の窓 (ごかいのまど) di 森下 雨村 (もりしたうそん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 12.990 caratteri · 26 schermate
その様子は、自分は沈黙を守って、相手の意見を聞いてやろうといったふうである。長谷川は調子に乗って言葉を続ける。
「何か、そこに説明がつきますかしら。どうも、ぼくはそこが問題だと思うんです。で、単なる想像かもしれんが、ぼくは共犯者があって二人がかりで巧くやった仕事で、とにかくここで一度息の根を止めておいて、あとで窓から落ちたように見せかけたものだろうと思いますね」
「なるほど。それで、この貼紙についてはどういう意見です?」
「そうですね。悪戯は悪戯でしょうが、それにしても全然関係のない者の悪戯とは考えられません。なぜといって、まるきり事件に関係のない者が、危険を冒してまでこんな悪戯をするわけがないんですもの。もし、見つかればただで済むことじゃありませんからね。それに、ぼくなんかがこんなことを言っちゃなんですが、犯罪者の中にはこうしたことをしてみたがるやつがいやしませんか。犯行のあとであなたがたをからかってみたりすることを、一種の誇りのように考えているやつです。とにかく、ぼくは事件の関係者――犯人か共犯者の仕業だと思うんです。もっと詳しく言えば、話が前に戻って、凶行に使ったか、それとも使うつもりで持ってきた凶器がその必要がなくて、この部屋へ置いたまま死体の始末をしていて慌てて逃げ出したため、それを取り返しに来たついで