Classici giapponesi con furigana
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ごかいのまど
五階の窓
森下 雨村
Leggi 五階の窓 (ごかいのまど) di 森下 雨村 (もりしたうそん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 12.990 caratteri · 26 schermate
に、こんな悪戯をしていったんだろうと思いますね。さっきの男は確かに、外套の下に棍棒のようなものを匿していたんですもの」
「ご職業がら、なかなか面白い推定です。が――」
冬木刑事はたいして感心もしないらしい口吻で、
「しかし、ここで殺したとしても、死体をどうしてあそこまで運んだかそれが分かりませんね。なんにしても、あの傷は窓から落ちてできた傷じゃないんですから」
「いや。ぼくもいままではそう考えていたんですが、よく考えてみると、なにもあの傷に不思議はないと思いますよ」
「どうしてです?」
「どうしてって、どこから落としたにしても、一階と二階の出っ張りへ一度触ったに違いないんだから、地上へ落ちたときにたいした傷のつくはずがないんです。あなたは後頭部の傷と肩の傷とは方向が違うと言われましたが、後頭部のほうを致命傷、肩のほうを出っ張りへぶち当てた傷だと考えてみたらどうです」
「ふむ――」
冬木刑事が眉根に皺をぐっと寄せた。
「それならあの出っ張りに何か跡がありそうなものだと言われるかもしれませんが、肩とすれば服を通してだから血痕のつく道理はないでしょう。それに、よしついたとしても用意周到な犯人なら、それくらいのことは消していくだろうじゃありませんか」