Classici giapponesi con furigana
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ごかいのまど
五階の窓
甲賀 三郎
Leggi 五階の窓 (ごかいのまど) di 甲賀 三郎 (こうがさぶろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 12.373 caratteri · 25 schermate
「ふん」
「野田が真っ青な顔で早く逃げろ逃げろと言うから、そのまま逃げたのだそうだ」
「どうして警察で調べなかったろう」
「つまり疑ってなかったのだね。四階の出来事が極めて短時間だったから、艶子は平生どおり家に帰っていたしね、社長室の出来事を素直に話したので、それっきりで放免したのだね」
「いままでの話は本当だね、空想じゃないね」
「本当とも、本人の直話だ」
「えらいっ!」
山本は立ち上がった。
「えらい。とうとうきみにやられた。きみは真犯人を発見したね」
「待て、待て、慌てるな。どうも新聞記者なんてものは気の早いものだな」
「なぜだい。明々白々じゃないか」
「なかなかもってそうはいかないよ。まあかけたまえ。だいいち、野田は拘引されているのだから慌てることはないし、下手につっついてわがシェーネス・フロイラインに累を及ぼしてはならない」
「しかし――」
「しかし、じゃないよ。いいかね、まずだいいちに時間だよ。西村は四時二十分から三十分の間に息が絶えたということになっている。これは確かなことなんだ。艶子が西村に打撃を与えたのは遅くとも四時五分ごろだ。それにだいいちあの少女の一撃で大きな男が斃れるとは思えない。