Classici giapponesi con furigana
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ひかりとかぜとゆめ
光と風と夢
Leggi 光と風と夢 (ひかりとかぜとゆめ) di Nakajima Atsushi (中島 敦) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 79.032 caratteri · 158 schermate
と嚇しつけたのだそうだ。之が文明人のやることか? サモア人は概して慇懃で、(常に上品とはいえないにしても)穏和で、(盗癖を別として)彼等自身の名誉観を有っており、そして、少くともダイナマイト長官ぐらいには開化している。
スクリブナー誌連載中の「難破船引揚業者」第二十三章書上げ。
十一月××日
東奔西走、すっかり政治屋に成り果てた。喜劇? 秘密会、密封書、暗夜の急ぎ路。この島の森の中を暗夜に通ると、青白い燐光が点々と地上一面に散り敷かれていて美しい。一種の菌類が発光するのだという。
長官への質問書が署名人の一人に拒まる。その家へ出掛けて行って説得、成功。俺の神経も、何と鈍く、頑強になったものだ!
昨日、ラウペパ王を訪問す。低い、惨めな家。地方の寒村にだって此の位の家は幾らでもある。丁度向い側に、殆ど竣工の成った政務長官官邸が聳え、王は日毎に此の建物を仰いでおらねばならぬ。彼は白人官吏への気兼から、我々に会うことを余り望まぬようだ。乏しい会談。しかし、この老人のサモア語の発音――殊に、その重母音の発音は美しい。非常に。
十一月××日
「難破船引揚業者」漸く完成。