Classici giapponesi con furigana
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ひかりとかぜとゆめ
光と風と夢
Leggi 光と風と夢 (ひかりとかぜとゆめ) di Nakajima Atsushi (中島 敦) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 79.032 caratteri · 158 schermate
約四千磅。今年はどうやら収支償えるかも知れぬ。
夜、砲声を聞く。英艦入港せりと。街の噂では、私が近い中に逮捕護送されることになっているらしい。
カッスル社から「壜の悪魔」と「ファレサの浜辺」とを合せ、「島の夜話」として出そうと言って来る。此の二つは余りに味が違い過ぎて、おかしくはないか? 「声の島」と「放浪の女」とを加えてはどうかと思う。
「放浪の女」を入れることには、ファニイが不服だという。
一八九三年一月×日
引続いて微熱去らず。胃弱も酷い。
「デイヴィッド・バルフォア」の校正刷、未だに送って来ない。どうした訳か? もう少くとも半分は出ていなければならない筈。
天候はひどく悪い。雨。飛沫。霧。寒さ。
払えると思っていた増築費、半分しか払えない。どうして、うちは斯んなに金がかかるのか? 格別贅沢をしているとも思えないのに。ロイドと毎月頭を絞るのだが、一つ穴を埋めれば、外に無理が出来てくる。やっと巧く行きそうな月には、決って英国軍艦が入港し士官等の招宴を張らねばならぬようになる。召使が多過ぎる、という人もある。傭ってある者は、そう大した人数ではないが、彼等の親類や友人が終始ごろごろしているので、正確な数は判らない。