Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
りしりざんとそのしょくぶつ
利尻山とその植物
牧野 富太郎
Leggi 利尻山とその植物 (りしりざんとそのしょくぶつ) di 牧野 富太郎 (まきのとみたろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 11.115 caratteri · 22 schermate
ものがあるので、残念ながら全く断念することの止を得ないのを認めた、第二峰から西の斜面に降ったところに、蝋燭岩という大きな岩がある、岩の上にはタカネツメクサやらコイワレンゲなどが生じていて、またその岩の下には、チシマイワブキやら、エゾコザクラの花のあるのなどが生じておった、この辺は雪が消えて間もないような模様であったが、しかし残雪は認めなかった。
既に第三峰に行くのを断念したから、この峰から後戻りをして、第一峰に帰り、それから少し下って右の斜面に這入て見たら、この辺は一面に草があって、その中にはアラシグサが沢山生えておった、なおそれから少し下ると雪が沢山に残っている、その大サは幅が十間ばかりもあったであろうか、長く下の方まで連っているのでその長サがどの位あるか殆んど窮めが附かない、この雪の両側にはキンバイソウが黄金色の花を開いて夥しく生じておった、その萼弁が十枚以上あって、あるいは一の新種ではなかろうかと思われるほどである、リシリキンバイソウもこの辺に生じていたし、エゾコザクラも丁度花盛りであった、無論この残雪のあるあたりは、幾分谷のような形をなしていて、その谷の両側は殆んど一面にハイマツが土を掩うている、そのハイマツを越えて、雪の左の方に向って進んで行けば、露営地の下の谷のところへ出られる