Classici giapponesi con furigana
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りしりざんとそのしょくぶつ
利尻山とその植物
牧野 富太郎
Leggi 利尻山とその植物 (りしりざんとそのしょくぶつ) di 牧野 富太郎 (まきのとみたろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 11.115 caratteri · 22 schermate
のである、漸くこの辺に達した時分に天気が変って来て、終に雨が降り出した。
あまり所々を採集して時間が遅くなったから人足が毛布を振って頻りに余を呼んでいる、モウ随分満足することが出来るほど採集したから、それより立ち戻って露営地に着した時は、日も漸く西の波間に没せんとする頃であった、いよいよ仕度を整えて、下山の途に就たのは七時に近い頃であって、余とこの時まで山上に止まっていたのは人足が二人である、少し下ったかと思うと、日は全く暮れてしまって、下るに中々困難で、加藤子爵の一昨夜のこともますます察せられた、殊に人足らは重い荷物を背負っているから大変に後れるのであるからして、余は提灯を点けてズンズン先きに進み、ハイマツの焼けて白くなっている所まで行って、人足らの下って来るのを待っておったが、段々夜は更けるし、殊に何だか大きな鳥が時々飛んで来て、何やら気味が悪いような心持もするし、今から考えて見ると、大方北海に名高い鷲であろうかと思うが、その時は何の鳥という考もなく、時々棒を振って打とうとするが、中々それが届くほど低くは飛んで来ない