Classici giapponesi con furigana
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さんじゃくかく
化鳥・三尺角 他六篇
泉 鏡花
Leggi 化鳥・三尺角 他六篇 (さんじゃくかく) di 泉 鏡花 (いずみきょうか) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 13.536 caratteri · 27 schermate
「ええ、その何だって、物をこそ言わねえけれど、目もあれば、口もある、それで生白い色をして、蒼いものもあるがね、煮られて皿の中に横になった姿てえものは、魚々と一口にゃあいうけれど、考えて見りゃあ生身をぐつぐつ煮着けたのだ、尾頭のあるものの死骸だと思うと、気味が悪くッて食べられねえッて、左様いうんだ。
詰らねえことを父爺いうもんじゃあねえ、山ン中の爺婆でも塩したのを食べるッてよ。
煮たのが、心持が悪けりゃ、刺身にして食べないかッていうとね、身震をするんだぜ。刺身ッていやあ一寸試だ、鱠にすりゃぶつぶつ切か、あの又目口のついた天窓へ骨が繋って肉が絡いついて残る図なんてものは、と厭な顔をするからね。ああ、」といって与吉は頷いた。これは力を入れて対手にその意を得させようとしたのである。
「左様なんかねえ、年紀の故もあろう、一ツは気分だね、お前さん、そんなに厭がるものを無理に食べさせない方が可いよ、心持を悪くすりゃ身体のたしにもなんにもならないわねえ。」
「でも痩せるようだから心配だもの。気が着かないようにして食べさせりゃ、胸を悪くすることもなかろうからなあ、いまの豆腐の何よ。