Classici giapponesi con furigana
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うもんとりものちょう
右門捕物帖(三)
佐々木 味津三
Leggi 右門捕物帖(三) (うもんとりものちょう) di 佐々木 味津三 (ささきみつぞう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 241.558 caratteri · 480 schermate
「今宵こそまこと上首尾に御座候。千葉のいなかよりたんまりとやまぶき色をご用意のおだんな衆が三人ほど参り候まま、万障お繰り合わせご入来くだされたく、みなみな首長くしてお待ちいたしおり候。かしこ」
と書いて、そのあとがいかにも奇怪でした。差し出し人のところには変な符丁があるのです。本所と書いて、その下に人間の目を一つ書いて、さらにその下に丸々が三つ――、すなわち、三つの輪が書いてあるのです。
「はあてね。またなぞなぞの判字物が出りゃがった。なんてまあ、きょうはおればっかりにいやがらせをしやがるんでしょうね。え? ちょいと!」
「…………」
「ね! だんな! かなわねえな。三世をかけた主従なんだ。だんなの苦労はおらの苦労、おらの災難はだんなの災難なんだから、仲よくいっしょになって心配しておくんなせえよ。え? ちょいと! ちゃんとした名まえがあるのに、わざとこんな人泣かせをしなくたってもいいじゃござんせんか。この目はなんですかよ。三つの輪丸は、なんのまじねえですかよ」
たちまち横からうるさく鳴りだしたのを、名人は黙々としてあごをなでなでじいっと、ややしばしうち考えていましたが、やがて、あのさわやかな微笑がふたたび浮かんだかと思われるやせつな!