Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
よしわらしんわ
吉原新話
泉 鏡花
Leggi 吉原新話 (よしわらしんわ) di 泉 鏡花 (いずみきょうか) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 37.157 caratteri · 75 schermate
その窓に居るんですもの。)
(もっとお言いなさいよ。)
(何です。)
(可厭だ、私は、)
(もっととは?)
(貴女おっしゃいよ、)
と譲合った。トお種さんが、障のお三輪にも秘したそうに、
(頭にね、何ですか、手拭のようなものを、扁たく畳んで載せているものなんです。貴下がお話しの通りなの、……佐川さん。)
私は口が利けなかった。――無暗とね、火入へ巻莨をこすり着けた。
お三輪の影が、火鉢を越して、震えながら、結綿が円髷に附着いて、耳の傍で、
(お組さん、どこのか、お婆さんは、内へ入って来なくッて?)
(お婆さん……)
とぼやけた声。
(大きな声をおしでないよ。)
と焦ったそうにたしなめると、大きく合点々々しながら、
(来ましたよ。)
ときょとんとして、仰向いて、鉄瓶を撫でて澄まして言うんだ。」
「来たの、」
と梅次が蘇生った顔になる。
「三人が入乱れて、その方へ膝を向けた。
御注進の意気込みで、お三輪も、はらりとこっちへ立って、とんと坐って、せいせい言って、
(来たんですって。ちょいと、どこの人。)
と、でも、やっぱり、内証で言った。
胸から半分、障子の外へ、お組が、皆が、油へ水をさすような澄ました細面の顔を出して、