Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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よしだしょういん

吉田松陰

徳富 蘇峰

Leggi 吉田松陰 (よしだしょういん) di 徳富 蘇峰 (とくとみそほう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 135.622 caratteri · 269 schermate

Aozora Bunko

概論すれば彼が再度の投獄は、周布、長井等との衝突といわんより、むしろ彌縫的改革主義と、打破的革命主義との衝突より来りし結果といわざるべからず。而してこの葛藤は各その極端に奔り、一方においては久坂、高杉の攘夷倒幕となり、他方においては長井の開港論、公武合体の周旋となり、而して周布、来原の徒は、その心事時務と違い、慚恚以て屠腹して死するに到り、延いて戊辰に及ぶまで、長州において一低一昂したるに係らず、遂に打破的革命派の全勝を以て局を結べり。而してその局勢を養うてここに到らしめたるもの、固より松陰首唱の力に帰せざる能わず。

彼は獄に投ぜられたり、彼は再び松下村塾の獅子たる能わざるなり。彼の束縛せられたる自由は、今一層束縛せられたり。水蹙れば魚いよいよ躍る、彼は革命の精神に鼓動せられて、自から裁する所以を知らず。その獄中において安政六の新年を迎うるや、口占して曰く、

花や鳥いまをさかりの春の野に

遊ばで猶もいつかまつべき

然れども成すべき手段なし、則ちなしといえども、彼が成さんと欲する心は、耿々として須臾も熄まず。彼が新年の賀状を兄に送るや、乍ちその本色を顕わして曰く、「一度血を見申さざる内は、所詮忠義の人も著れ申さぬかと存じ奉り候」