Classici giapponesi con furigana
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よしだしょういん
吉田松陰
徳富 蘇峰
Leggi 吉田松陰 (よしだしょういん) di 徳富 蘇峰 (とくとみそほう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 135.622 caratteri · 269 schermate
と。聞込みの筋とは何ぞ。血気の先生は、怒髪天を衝けり、血気の門人は激昂して、藩政の当途者に迫り、その罪名を質さんとせり。またこれ一種の保安条例のみ。当時参政周布政之助の家に押し懸け、その病を以て辞し、事を以て辞し、不在を以て辞するに関せず、憤然として坐に上り、火鉢を呼び、燈檠を呼び、雪中松柏を高吟し、男児死すのみを激誦し、その家人を驚かし、その四隣を惧れしめたる、子爵品川弥次郎の徒をして、回想せしめば、固に今昔の感に堪えざるものあらん。
彼らが罪名を質して、その要領を得ざりしは、また宜ならずや、何となれば原来罪名の指定すべきものなきを以てなり。もし強いて罪名を付せんとせば、過激罪というの外なけん。而して過激罪とは、果して当時の人心を慊き足らしむべき罪名なるか。長州の地盤は、尊王攘夷を以て固められたり。松陰の打撃的運動、過激は則ち過激に相違なし、然れどもこれ裏面の沙汰のみ。尊王攘夷の大趣意において豈に間然する所あらんや。その表面よりすれば言正しく名順い、その裏面よりすれば、禍未測に陥らんとす。周布一派の老練家が委曲周旋、またその微衷を諒すべきものあり。