Classici giapponesi con furigana
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めいじんちょうじ
名人長二
三遊亭 円朝
Leggi 名人長二 (めいじんちょうじ) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 67.631 caratteri · 134 schermate
兼「そりゃア有難い」
と兼松が女中を呼んで蕎麦の注文を致します。馴れたもので程なく打あげて、見なれない婆さんが二階へ持ってまいりました。
七
兼「こりゃア早い、いや大きに御苦労……兄い一杯やるか」
長「己ア飲まないが、手前一本やんない」
兼「そんなら婆さん、酒を一合つけて来てくんねえ」
婆「はい、下物はどうだね」
兼「何があるえ」
婆「鯛と鶏卵の汁があるがね」
兼「それじゃア鯛の塩焼に鶏卵の汁を二人前くんねえ」
婆「はい、直に持って来やす」
と婆さんは下へ降りてまいりました。
長「兼公見なれねえ婆さんだなア」
兼「宅の婆さんよりア穢ねえようだ、あの婆さんの打った蕎麦だと醤汁はいらねいぜ」
長「なぜ」
兼「だって水洟で塩気がたっぷりだから」
長「穢ねいことをいうぜ」
と蕎麦を少し摘んで喰ってみて、
兼「そんなに馬鹿にしたものじゃアねえ、中々旨え……兄い喰ってみねえ……おゝ婆さん、お燗が出来たか」
婆「大きに手間取りやした、お酌をしますかえ」
兼「一杯頼もうか……婆さんなか/\お酌が上手だね」
婆「上手にもなるだア、若い