Classici giapponesi con furigana
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めいじんちょうじ
名人長二
三遊亭 円朝
Leggi 名人長二 (めいじんちょうじ) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 67.631 caratteri · 134 schermate
長「己のは左様じゃアねえ、子供の時分の旧疵だ」
婆「どうしたのだね」
長「どうしたのか己も知らねえ」
婆「そりゃア変なこんだ、自分の疵を当人が知らねいとは……矢張足かね」
長「いゝや、右の肩の下のところだ」
婆「背中かね……お前さん何歳の時だね」
長「それも知らねいのだが、この拇指の入るくれえの穴がポカンと開いていて、暑さ寒さに痛んで困るのよ」
婆「へいー左様かねえ、孩児の時そんな疵うでかしちゃアおっ死んでしまうだねえ、どうして癒ったかねえ」
長「どうして癒ったどころか、自分に見えねえから此様な疵のあるのも知らなかったのさ、九歳の夏のことだっけ、河へ泳ぎに行くと、友達が手前の背中にア穴が開いてると云って馬鹿にしやがったので、初めて疵のあるのを知ったのよ、それから宅へ帰ってお母に、何うして此様な穴があるのだ、友達が馬鹿にしていけねえから何うかしてくれろと無理をいうと、お母が涙ぐんでノ、その疵の事を云われると胸が痛くなるから云ってくれるな、他に其の疵を見せめえと思って裸体で外へ出したことのねえに、何故泳ぎに行ったのだと云って泣くから、己もそれっきりにしておいたから、到頭分らずじまいになってしまったのよ」