Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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めいきょくけっていばん

名曲決定盤

野村 あらえびす

Leggi 名曲決定盤 (めいきょくけっていばん) di 野村 あらえびす (のむらあらえびす) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 344.837 caratteri · 680 schermate

Aozora Bunko

(スレザークの『アトラス』は、電気以前のレコードで、今では手に入り難い)

九番目の「彼女の肖像」は極めて物優しい思い出を歌ったもので、シューマンと間違えられるので有名な歌である。かなり甘美な、ロマンティックな歌で、ドゥハンの歌い振りも悪くない。十番目の「漁師の娘」も良い歌だ。朗かな船歌の調子と、その伴奏部の織り出す綾はなんとも言えない。この歌はゲルハルトが巧みに歌っているが、歌の性質から言えば、女声は少しおかしい。ドゥハンは美しさにおいてゲルハルトに及ばないが、本格的で素朴で、かなり良さを持っている。

十一番目の「都会」は問題の多い歌ではあるが、実に美しい。特にこの伴奏部がすばらしい。が、このレコードで一番先に気の付くことは伴奏のピアノの弾き崩しだ。即ち、ピアノの部分を、わざと声部と食い違わせて効果を出そうとしているが、これはしばしば試みられることであるにしても、甚だ嫌味だ。それに歌の方で言っても、シューベルトは前の部に明らかに「低く」と書き、後に現われるほとんど同じメロディに対しては「強く」と要求しているのに、ドゥハンはそれをさえも無関心に、同じ調子で一本調子に歌っているという有様で、無技巧も少し度を越していはしないかと危まれる。