Classici giapponesi con furigana
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ちちゅうま
地中魔
海野 十三
Leggi 地中魔 (ちちゅうま) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 24.599 caratteri · 50 schermate
大辻先生は、そこで例の大きなドングリ眼をグルグルと廻して見せた。
「だけど大辻さん、何か訳さえ考え出せると、おかしいと初めに思ったことも、おかしくなくなるのじゃないかね。日本橋の土が、なぜ月島から掘りだされるかという訳さえつけられればね」
「そんな訳なんかつくものかい」
「だけど――」と三吉少年は口ごもった。
――もし地底機関車が活動していれば……と口先まで出たのをやっと嚥みこんだ。
足跡を追いて
「それよりも、この靴型さ」
大辻珍探偵は、岩の足跡から取った白い石膏の靴型を、大事そうに礼拝した。
「大辻さんは何だかその靴型を壊しそうで、横から見ていてハラハラするよ」
「なーに大丈夫。ほらごらん、ここに三つの足跡が、この軟らかい土の上についている。これを一つ調べておこう」
大辻探偵は、いよいよ大事そうに、靴型を地面へおろしました。
「これはどうだ」と第一の足跡につけ「これは合わないぞ。これは真鍋博士の足跡だが、博士は岩ではない」
「ぷッ」三吉はふきだした。「博士は岩じゃないよ」
「ところがそうとも安心していられないよ。さて第二の足跡。これは小さい足跡だ。これでは合うはずがない。