Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ちちゅうま

地中魔

海野 十三

Leggi 地中魔 (ちちゅうま) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 24.599 caratteri · 50 schermate

Aozora Bunko

これも大丈夫」

「それは誰の足跡だい」

「これはお前の足跡じゃ」

「僕の足跡? まあ呆れた大辻さんだね」

「もう一つ、これが第三の足跡。おやおや、これは大きすぎて合わない。これも岩ではなさそうだ」

「その足跡は誰の?」

「これはわしの足跡さ」

「なんだって」

「つまりわしは、岩じゃないということさ。どうだ、ちゃんと理窟に合っているじゃろう」

「なーんだ。あたり前じゃないか」ワッハッハと、二人は腹を抱えて笑い出した。

エンプレス号の怪火

「もう見えそうなものだが」

大江山捜査課長は、矢のように走っている自動車の上から、横浜港と思われる方向を、望遠鏡で探していた。

「課長」と叫んだのは、ギッシリ詰めこまれた武装警官の一人だった。「あすこに、変な煙が立ち昇っています。火事じゃないでしょうか」

「なに煙? おお、あれか」

見ると、やはり海の方角に、煙突の煙にしては、すこし量が多すぎる真黒な煙がムクムクともちあがっている。

「はてな、おい、通信員。横浜警察をラジオで呼び出して、尋ねてみろ」

ジイ、ジイ、ジイ。

横浜の警察はすぐに呼び出された。

「おお、こっちは警視庁の特別警察隊。