Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ちめいのけんきゅう

地名の研究

柳田 国男

Leggi 地名の研究 (ちめいのけんきゅう) di 柳田 国男 (やなぎたくにお) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 176.308 caratteri · 347 schermate

Aozora Bunko

とある。悪質の木は意味がいかようにも取られるが、『和訓栞』には、

材木にアテの方というは日の当る方なり。雨水つたうゆえに木うらとすみかたと対せり。

といってこれも少し透徹しないが、要するにアテは一本の木のある一面を指す語で、著者はアテの方のアテは日当りの「当り」に基くとする者のようである。自分が甲斐の道志村で村長から聞いたのはあたかもこれと反対で、大工がアテというのは樹木の日陰に向った側面で生長悪く木質の素直でない、反りやすき部分であるという。この村では痩地の作物に適せぬ所をアテといい、あの畑はアテだからいかぬなどという。この言を聞いて後、諸国のアテラたとえば、

甲斐南都留郡秋山村字安寺沢

下野那須郡須賀川村大字南方字阿寺

武蔵入間郡東吾野村大字長沢字阿寺

及び氷川西原の阿寺沢等を検するのに、近辺の村落が一つとして山の南面の日向に就いて家をなしていないものがないに反して、アテラのみは山の陰、日光の十分でない地にある。思うに土地の肥沃または市場や本村との距離が近い等の利があるために、日射の満足でない不便を忍んでこの地を選択したことは、最初の住民にとりて重大な問題であったゆえに、自然にかかる地名を生じたらしく、さらに下に挙げる数所のアテラを比較すれば、おそらくはこの仮定を証するに足ろう。