Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ちていせんしゃのかいじん

地底戦車の怪人

海野 十三

Leggi 地底戦車の怪人 (ちていせんしゃのかいじん) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 55.000 caratteri · 111 schermate

Aozora Bunko

ピート一等兵は、そうさせまいとする。二人の身体は、からみあって、林檎のあとを追う。いつしか二人は、戦車の隅っこに、しきりに頭をぶちつけあっていた。

「こら、手を出すな」

「いや、自分も食べたいのです」

二人の争いは、いつおわるとも、わからなく見えたが、そのとき、何者ともしれず、二人の方に向って、大ごえで、よびかけたものがあった。

「お二人とも、手をあげてもらいましょう。手をあげなきゃ、この機関銃の引金を引きますよ」

おもいがけない人間のこえだ。

(あっ、あの幽霊か?)

二人は、とたんに顔の色をうしない、こえのしたうしろをふりかえってみると……。

安全条件

「まあまあ、そんなこわい顔をしないで、おとなしくしてください。お二人とも、僕に反抗しなければ、べつだん、この機関銃の引金を引こうとも思いませんよ」

どこからあらわれたのか、二人のうしろに立っているのは、顔の黄いろい若い東洋人だった。

「貴様、どこの何奴か」

「僕の顔をみれば、大よそ見当はつくでしょうがな」

と、かの若い東洋人は、なおもゆだんなく、機関銃の銃口を、パイ軍曹と、ピート一等兵の方へ向けながら、

「僕の名前ですか。