Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ちていせんしゃのかいじん

地底戦車の怪人

海野 十三

Leggi 地底戦車の怪人 (ちていせんしゃのかいじん) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 55.000 caratteri · 111 schermate

Aozora Bunko

これをお二人さんは、ききたいとおっしゃるのですか。さあ、何といったら、一等わかりやすいでしょうね。そうですなあ、まあ、僕の名前は、黄いろい幽霊といっておきましょう」

二人は、幽霊ということばを聞くと、ぞっとして、首をちぢめた。

「黄いろい幽霊が、こんな戦車の中に、なに用があるのか」

パイ軍曹は、やっと、これだけのこえを出した。

「用事は、いろいろありますがね、まず第一は、お二人さんが召し上った林檎の代金を、こっちへもらいたいのですよ」

「林檎の代金、すると、あの林檎は、君の……」

「そうです。僕が持ってきた林檎です。さあ金を払ってくれますか。おやすくしておきますよ」

黄いろい幽霊は、くそおちつきにおちついている。

「金なんか、ない。たとい、あっても誰が払うものか」

パイ軍曹が、断然いいきると、黄いろい幽霊のもっている機関銃の銃口が、パイ軍曹の鼻さきへ、ぬーっと、のびてきた。

「お払いになった方が、おためですよ。お金がなければ、他の品物でもよろしゅうございますが……。ぐずぐずしないでください。では、只今、いただきに、うかがいましょう」

黄いろい幽霊は、パイ軍曹とピート一等兵のそばへ、そろそろと、よってきた。