Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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しおばらたすけいちだいき

塩原多助一代記

三遊亭 円朝

Leggi 塩原多助一代記 (しおばらたすけいちだいき) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 138.733 caratteri · 274 schermate

Aozora Bunko

薬鑵がかゝって居ります。留守居をして居りますのが多助という、八歳になる角右衛門が一人子ですが、これが後に鹽原多助と申して、天下に名高い人になります者ですから、自然に他の子供とは違いまして、おとなしやかに居ります。右内は如何に御運が悪いとて、八百石取のお身の上が、人も通わぬ山中の斯様な茅屋に住っておいでになるのか、お情ないと気の毒そうに上って来ました。

右「誠に思いがけなくお目にかゝりましたなア」

お清「あの、右内や、お前が屋敷を出る前に産れた多助という悴はこれだよ」

右「えゝ、あのお坊様でございますか、お父様によく似ていらっしゃいます、私は右内でございますが、あなたは御存じございますまいなア」

多「何だか知んねえやい」

右「どうもまるで田舎語になっておしまい遊ばしたなア」

と涙を拭き、

右「成程猟師の家のようでございますなア」

鹽「何しろ一杯つけな」

と是から女房が支度をするのに、前川で捕れた山女に岩魚という魚に、其の頃会津辺から※(「廴+囘」、第4水準2-12-11)る味淋のような真赤な酒で、

鹽「えゝ、これは奥州から来る石首魚という魚の干物だ、一つお食べな」