Classici giapponesi con furigana
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しおばらたすけいちだいき
塩原多助一代記
三遊亭 円朝
Leggi 塩原多助一代記 (しおばらたすけいちだいき) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 138.733 caratteri · 274 schermate
身の上でがんすから、衣物も一枚でも取られちゃア困りやすから、御勘弁なすって下せえまし」
小「嘘をつけえ、三百石の田地持が六百ばかりの端銭で江戸へ行こう筈はねえ、さアぐず/\すると打ッ斬るぞ、仁助縛っちまえ」
仁「兄いがあゝ言い出しちゃア肯かねえから、早く裸体になって置いて行きな、出さねえでじたばたすると殺してしまうぞ、泣顔するねえ」
と云いながら閃りッと長いのを引こ抜いて、ずぶりッと草原へ突立てますと、
多「どうかお願えでがんすから命だけは助けて下さい、殺されて仕まっちゃア私い義理ある家へ恩返しをする事が出来やせん、私はこれから江戸へ出て辛抱して、国へ帰って鹽原の家へ恩返しをしなければ死んだ父様に対して済みましねえから御勘弁なすって下せえまし」
と泣きながら掌を合せて拝みますと、
小「やい縁起が悪いや、神か仏じゃアあるめえし拝みやがんな」
と云いながら草鞋穿の足を挙げて、多助が両掌を合せて拝んでいる手と胸の間へ足を入れて、ドウンと蹴倒しまして、顛覆る所を土足で蹈かけ、一方の手に抜刀を持って、
小「出さなければ殺すぞ」
と云うので、多助は実に危い場合に相成りましたが、何と斯る善人が家では母親や女房に附け狙われます