Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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しおばらたすけいちだいき

塩原多助一代記

三遊亭 円朝

Leggi 塩原多助一代記 (しおばらたすけいちだいき) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 138.733 caratteri · 274 schermate

Aozora Bunko

善「拾い蓄めると云って何を拾うのだ」

多「何てえ事なしに廃りになるものは、烟草の粉でも草履草鞋の要らなくって皆なが棄てるのは、縄切でも紙屑でも、何でもハア貯めて置いて売りやんす」

善「そんな物を買人が有るか」

多「何でもハア廃りにはなんねえもので、釘かけでも拾いやんす、それを売って金を蓄めやんす」

和「余り拾いたがって、若し店へ来たお客が落した烟管や烟草入などを拾ってはいけねえぜ」

多「そんな事はしやしません、何でもハア人の要らなくなって棄る物べえ拾うので、番頭さんはそんな根性が些とべえ有りやんすねえ、根性が無くちゃそんな事は云わないもんだ、自分の心に有ると人もそうかと思うものだが、私のは皆が要らなくなって川へ打投る物べえ拾い集めて蓄めるんでがんす」

善「何処へ蓄めて置くのだ」

多「裏の、屋根が破れて物がはいらずにあるから、板を載せて置きやしたが、裏の大きな納屋が明いて居りやんして、別に物を納れないようでがんすが、旦那様彼処を安い店賃でお貸しなすって下せいまし」

善「お前に貸すのに店賃も何もいらん」

多「そんなら屹度彼の納屋へ物を一杯詰めても大丈夫でがんすか、其の代りお給金なしで働きやす」