Classici giapponesi con furigana
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しおばらたすけいちだいき
塩原多助一代記
三遊亭 円朝
Leggi 塩原多助一代記 (しおばらたすけいちだいき) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 138.733 caratteri · 274 schermate
金ではあるし、それに国で稼いでは百が銭を儲けるにも大騒ぎだから、最う些とべい此の江戸で稼いで見たいと思いやすが何うでがんしょう」
善「何ういう稼ぎをして見る積りだのう」
多「はい、私別に覚えた商売もねえが、長い間此の家に御厄介になって居りましたから炭の事は少しべい覚えやんした、炭より外に何も知りやせんから炭屋を始めて見てえと思いやんす、就きやして私此間お使の帰りに、本所相生町を通ると、其処に誠に好い明店が有って、間口が三間半、奥行六間で小さい穴蔵が一つ有りやんして、前の河岸附に小さい河岸納屋が有りやすから、炭の荷を揚げるにも極都合の好い事で、それから直段を聞いて見たら二十五両だと申しやすが、尤も畳建具残らずで、竈はありやせんが、それは後で買っても好いが、二十両位にぶんねぎって買おうと思いやすが、どうでがんしょう」
善「至極宜かろう、独りでやっきとやれば又それだけの事は有りましょう、炭は己の方から送るから仔細はないが、此の金を資本にして始めるが宜い」
多「其の金は貴方に悉皆預けて置き、私独りで稼ぎ出しやす、どうか此の金を月々幾許という細くも利を産み出す