Classici giapponesi con furigana
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しおばらたすけいちだいき
塩原多助一代記
三遊亭 円朝
Leggi 塩原多助一代記 (しおばらたすけいちだいき) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 138.733 caratteri · 274 schermate
ことを云っちゃア困るじゃねえか、七歳の時から育て、路銀を遣って斯様な山の中まで尋ねて来て、五両ばかりの端た金を貰って帰られるか帰られねえか考えて御覧なせい」
角「帰られねえけりゃア何うする、己が方から訴えて調べの縒を戻せば、五両の金も取れないばかりでなく、腰に縄が付くんでがんすが、五両の金も遣りたくもないから、いやなら然うしようか」
かく「どうもお前さん、そんな只どうも」
小「母親のいう通り、五両ばかりの金じゃア仕様がねえ」
角「否なら訴える方が宜かんべい」
かく「訴えるがいゝッて、そんな勝手な事を云っちゃア困りますねえ」
五八は先刻から此の様子を見て居って、
五八「旦那さん、こういう奴は矢張話の縒を戻して、縄ア掛けて、名主様へ引いて往って、闇え所へ押入る方がよかんべい、鳥渡名主どんの所へ往ってくべいか」
かく「お待ちなさいまし、帰りますよ」
と訴えられては身の破滅だから、五両でも取らぬは損と思い、
かく「小平や書付を書きな」
と云われ、しぶ/\しながら小平は書付を書き、五両の金を請取り出て行きましたが、残念で堪りませんゆえ、どうかして再び勾引そうと思い、須川村という処へ宿を取って様子を伺って居りますと、此方は安心致しました。