Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
つぼ
壺
山本 周五郎
Leggi 壺 (つぼ) di 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 16.624 caratteri · 34 schermate
ように、しずかなおなじ歩度でずんずんあゆみ去っていった。
それからさらに三日いて又右衛門は万字屋を立った。藤堂家からもらった暇の期日がきたのである、……熊野川を越して、海のほうへと下る道をほんの僅か来たときだった、道傍の並木の蔭からとつぜん二人の若い男女があらわれ、又右衛門のゆくてを塞ぐように土下座をした、それは七郎次とおぬいであった。「おねがいでございます」七郎次はこちらを見あげながら云った、「わたくしをお屋敷へおつれ下さいまし、どんな辛い勤めもいといません、おつれ下すってひまひまに刀法を教えて頂きとう存じます、なにとぞ、……なにとぞ……」そう云うそばから、おぬいもともども、道埃の上へひたと面を押しつけた。又右衛門は暫くその姿を見おろしていたが、やがて穏やかな調子で、「手をあげるがよい」と云った、「……それほど望むものならばつれてまいろう、刀法も教えろとなら教えぬこともない、しかし七郎次、そのうえ刀法をまなんでどうするつもりだ」「はい道の極意をきわめたいと存じます」「それからどうする……」しずかに又右衛門は問い継いだ、「道の極意をきわめる