Classici giapponesi con furigana
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だいうちゅうえんせいたい
大宇宙遠征隊
海野 十三
Leggi 大宇宙遠征隊 (だいうちゅうえんせいたい) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 53.967 caratteri · 109 schermate
それにしても、未だ人類の想像も及ばなかった大ムーア彗星へは?
ムーア彗星の周囲は、まだ混沌漠々たる濃密な大気に閉ざされていた。すでに、勿論ここから見る太陽は、夜空にきらめく一点の星のようなものであったが、しかしこのムーア彗星のそばには、アロタス大星雲がギラギラと輝いていたので、ムーア彗星の世界は、地球の二倍ぐらいの明るさだった。
大宇宙遠征隊の隊員は、全員とも気密塗料を塗った宇宙服をつけた。その宇宙服の眼のところには、あたりの明るさに眼をやられぬように、濃い色のついた遮光硝子がつけられていた。
が、それよりも何よりも、このムーア彗星に降りて第一歩を印した隊員が愕ろいたのは、この大彗星が地球の数十倍もある巨大なものだったし、質量も大きかったので大変な重力であり、そのままではあまりに身体が重く感じ、殆んど立っては歩けぬ、ということだった。大の男たちが、赤ん坊のように、ようやく這って歩くような始末だった。
月世界で、あのちょっと跳ねると、ふわっと飛んでしまう身軽さを知っている風間と木曾はびっくりしてしまった。
「おどろいたね、三ぶちゃん」
「なんだか、身体中が鉛になったみたいだね、うっかりしていると地面に貼りついてしまうぜ」