Classici giapponesi con furigana
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠3
中里 介山
Leggi 大菩薩峠3 (だいぼさつとうげ) di 中里 介山 (なかざとかいざん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 214.131 caratteri · 423 schermate
米友が懐中から取り出した笹穂は先生自身の工夫で、忽ちそれを杖の先に取りつけて、その穂を左の掌で握って下へさげ、石突をグッと上げて逆七三の構え、ちょうど岩の上に立って水を潜る魚を覘うような姿勢を取ると、足を払いに来た竹の竿、それを身を跳らして避けると、いま上りかけた人足の面の真中から血汐が溢れ出して、
「呀ッ」
仰向けに河原へ落ちる。
「野郎、仲間を突きやがったな、さあ承知ができねえ」
血を見ると人足が狂う。
事態、いよいよ危険と見たから、駒井能登守の手にいた与力同心が出動せねばならなくなりました。
与力同心の出動によってこの騒ぎは鎮まりました。しかし納まらないのは雲助ども、あんな悪口を言われ、且つ面の真中を突かれた負傷者をさえ一人出している。五分五分の仲裁では納まりようはずがないから与力同心は、両方を押えた後に米友を番小屋の方へつれて来ました。さてその後の裁判がふるっています。
米友に槍で突かれた人足は一人。それは面を突き破られただけで、かなり重い傷には違いないけれど生命に別条はない。だからそれを償うために米友を片輪にしたら承知ができるだろう。しかし米友は跛足であってもう片輪になっている。