Classici giapponesi con furigana
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ジェンナーでん
少年倶楽部名作選3 少年詩・童謡ほか
小酒井 不木
Leggi 少年倶楽部名作選3 少年詩・童謡ほか (ジェンナーでん) di 小酒井 不木 (こざかいふぼく) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 12.799 caratteri · 27 schermate
それもそのはずです。十人疱瘡にかかれば三人や四人はかならず死んでしまいました。たとえ治っても、あるいは眼がつぶれたり、あるいはあばたが残って、一生涯、その人はいやな思いをしなければなりません。ことにそれが女の子であると、成長の後はおよめさんにもらってくれる人が少ないのでしたから、女の子をもった親は、ことさらにおそろしがったものです。
なかんずく、病中の患者のありさまは、目もあてられぬほど、いたいたしいものです。高い熱がでて苦しむうちは、まだよいとして、全身に、すき間もなくふきでものがでて、それが膿をもって黄色に変じますと、まるであの菊人形のように……きくならば美しいですけれど、それがうみをもった黄色のできものでおおわれた有様を想像してごらんなさい。きっと背すじに冷たいものが流れるでありましょう。さらにそのふきでものが乾くときは黒赤色に変じますから、全身はあんの中へころがったようになり、顔はおはぎを見るようで、どこに目があるやら鼻があるやらさっぱりわからないのであります。
このおそろしい病は世界のいずこの国にも流行してときには一ヵ年に何百万という同胞を失った国もありました。