Classici giapponesi con furigana
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へいげんのきととり
平原の木と鳥
小川 未明
Leggi 平原の木と鳥 (へいげんのきととり) di 小川 未明 (おがわみめい) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 3473 caratteri · 7 schermate
春の先駆者であるひばりが、大空に高く舞い上がって、しきりにさえずるときに、謙遜なほおじろは、田圃の畦道に立っているはんのきや、平原の高い木のいただきに止まって、村や、野原をながめながらさえずりました。
「もっと高く上がって、鳴いたらいいじゃないか? 春の魁となるくらいなら、おれみたいに敵を怖ろしがらぬ勇気がなければならない。おれは、高く、高く、できるだけ高く上がって、声をかぎりに鳴くのだ。野原や、村にばかり、呼びかけるのじゃない。遠く町にも、海にも呼びかけるのだ。どこからでも、おれの姿は見えるだろう。敵は、いつでもおれをねらうことができる。おれは、春の先駆者なんだ。君たちも、もっと勇気がなければいけない。」
ひばりは、こう、ほおじろに向かっていいました。おとなしいほおじろだったけれど、卑怯者と見られたことが残念だったのです。
「ひばりくん、それはちがうでしょう? なるほど、君は海に、野原に、町に、村に、呼びかけている。そして、雲の上まで高く昇って呼びかけている。みんなは、君の姿を見ようとするけれど、あまりに、地上から距離がはなれています。君を捕らえようと思うものまで、あきらめてしまうものが多い。