Classici giapponesi con furigana
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あきばしょから
平野零児随想集 らいちゃん
平野 零児
Leggi 平野零児随想集 らいちゃん (あきばしょから) di 平野 零児 (ひらのれいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 21.838 caratteri · 48 schermate
梢風さんは戦前すでに、幾度か傑作を書いたが、いわゆる流行作家として持てはやされなかったが、戦後、読売新聞に三千回近い『名勝負物語』を連載し、新聞連載の記録を破り、あの『女経』はたちまちベストセラーになった。
日劇ミュージック・ホールの踊り子や、キャバレーの若い女たちと好んで遊び、すっかり老を忘れて、永井荷風なきあとの、その方面のゴシップをにぎわしていた。
初七日の会で、日劇の丸尾長顕君は「私のところの踊り子から、村松さんほど持てた人はなかった。舟橋聖一氏は楽屋はにが手だと、長居はしなかったし、谷崎潤一郎先生は、踊子に好かれたけれど、それでも半時間とは落付けなかったが、村松先生は一時間でも二時間でも、踊子に取巻かれていて、仕方がないから私は、楽屋を出てパチンコをやって時間をつぶした位です」と語った。
ちょっと知ったばかりのキャバレーの女の子に、銀座で十万円位もする毛皮を買ってやった、などとその店に行き合わせた女人から聞かされたこともある。
一般の人は、梢風さんの『女経』を読んで「あれはみんな体験なんでしょうね。多少のフィクションはあるとしても」という。