Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ねんじゅうぎょうじおぼえがき

年中行事覚書

柳田 国男

Leggi 年中行事覚書 (ねんじゅうぎょうじおぼえがき) di 柳田 国男 (やなぎたくにお) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 135.005 caratteri · 262 schermate

Aozora Bunko

精霊二種のこと其他

信州の多くの田舎にも、以前は多分こういう類の笑話が、出来て盛んに語られていたものであろう。

精霊二種のこと其他

○ 果たしてまたこればかりの採録の中からでも、なお幾つかの埋没していた問題を、見つけ出すことだけは出来たのである。第一に盆の景物の中で最も花やかなもの、すなわち高燈籠と燈籠流しとが、広く全国に亙った方式であったことは、これが中世の都人士の思いつきに始まったものでなく、至って古くからの必然的要素なりしことを感ぜしめる。東北諸県のネブタなどに就いて、いかにも一地方的に説明の行われているのは、やがて比較に由って逐次に更訂せらるべきであろう。

○ 魂迎えの夕の墓参りに、必ず燈をともして行くということも、単に精霊の路を照らすためのみではなかったらしい。土地によっては今はほとんど何の理由かも忘れてしまっているが、児女が半ば戯れに近く、背中を出して負う真似をしたり、あるいはもっと厳重に必ず両手を背後に組み、転ばぬようにして帰って来る風、もしくは墓所近くの小石を一つ拾って、懐にして来る信州東筑摩辺の風習、新仏は墓地を去ることがむつかしいからといって、瓢を携えて往って代りに墓処に置いて来る岩手県の慣行の如き、共に幼い考え方ではあるが、参る人が伴のうて還るという古い信仰を保存しているかと思う。